セレックとは

セレックは、デジタル歯科医療機器です

セレック（CEREC）とは、コンピュータを使用したデジタル歯科医療機器の名称で、1985年に世界初の歯科用CAD/CAMシステムとしてドイツのシロナ社で開発され、臨床応用されました。
CADとはコンピュータで歯のかぶせ物や詰め物のデザインを行うシステムで、CAMとはデザインしたものを全自動でセラミックブロックから削り出し、セラミックの修復物を製作する機械です。

セレックは、ヨーロッパやアメリカを中心に世界中の歯科医院で採用されており、その症例数は1,000万以上といわれています。セレックは、この世に送り出されてから30年間の間、常に継続して研究開発され進化しています。

六甲駅前歯科では、この度、最新のセレックシステムを導入しました。

セレック治療は、セラミック治療のひとつです

セレック治療は、セラミック治療の選択肢の一つで、従来のセラミック治療に比べ、短期間・低コストで行える治療法です。
従来の保険の金属修復治療や従来のセラミック治療では、
「歯を形成（削る）」

→「型採り」

→「模型の製作」

→「技工所で製作」

→「お口の中へ装着」、
の流れで、修復物の製作を外部の技工所に依頼するため、「型採り～お口に装着」まで、
最低でも1週間の期間を必要としてきました。
これに対して、セレック治療は、
「歯を形成」

→「歯をスキャン」

→「CAD」（コンピュータでかぶせ・詰め物をデザイン）

→「CAM」（全自動でセラミック修復を削り出し）

→「お口の中へ装着」
の流れとなり、すべての技工作業が院内で完結するため、治療期間は最短1日

（ワンビジットトリートメント）で完了します。

※ワンビジットトリートメントには

別途費用がかかります。

セレック治療と保険の金属修復治療の違いは？

セレック治療といえども万能ではありません。セレック治療と保険の金属修復知治療の比較は表に示すとおりです。
セレック治療は、1歯単位の修復に適応しています。これに対して、保険の金属修復や従来のセラミック治療は、1歯単位からブリッジ症例まで、幅広い範囲のケースに適応します。

セレック治療とこれまでのセラミック治療の違いは？

次に、セレック治療は従来のセラミック治療に比べてどのような違いがあるのでしょうか？
簡単に申し上げますとセレック治療は歯の欠損があるケース（ブリッジケース）は、適応外となります。また上顎前歯の様に高い審美性を求められるケースは従来のセラミック治療がよいと思われます。詳しくは、当院スタッフまでお尋ねください。

セレック治療をおすすめする人は

➢ 銀歯から白い歯にしたいと思っている方
➢ 短期間で治療を終えたい方
➢ 虫歯の再発が心配な方
➢ セラミック治療の費用をできるだけ抑えたい方

➢ 金属アレルギーを持っている方
➢ 型取りが苦手な方

セレック治療の流れ

セレック治療後に行うこと

セレック治療の料金